ななつめ草

元・若手俳優のオタク雑記

舞台『刀剣乱舞 義伝 暁の独眼竜』感想


こんばんは。

先日、新作の刀ステ観劇して来ました。

今作は推し推し刀もいるわけではないのですが、刀剣乱舞自体が好きなのでチケットを入手。きちんと自名義の円盤先行で取りましたよ〜〜

余談ですが、円盤先行で取ったおかげか、周りがぼっち観劇しかいなくて2.5次元にしては快適に観劇出来ました。私語おばさんがいないって良いネ… 次回作も円盤先行入れてください。





感想


感想に付きネタバレ豊富なのでネタバレ回避したい方はブラウザバック推奨、酷評するつもりはないのですが褒めもしてないので、そういうのも嫌な方はご自身で回避してくださいね。







う〜〜ん。


率直な感想としては、テンポが悪い。

で、何がしたかったの?え? ってシーンが多かったと思います。


比べるのもクソだなとは思うんですが、私前作とても好きだったんですよね。前作も「お前の信長もお前の信長も俺の信長も全部良い!」だけじゃんって言われればそれまでなんですが、織田信長を信仰(?)対象にしたおかげで、それと対比して織田刀の心情がわかりやすかったし、なによりもストーリーの流れと小ネタのテンポが良かったので、それと比べると今作は悪い意味で原作ファン意識しすぎちゃったかなぁといった感じ。それも大切なんですけどね。



まあぐだぐだ言っても仕方ないのでとりあえず覚えてる所を書いていきます。全部書こうと思ったけど記憶力がウンコで出来ませんでした。細かいところ間違ってたり順番通りじゃなくても許してください。



・開幕。今回は舞台いっぱい使ったスクリーンが度々降りてきて、映像を使いまくります。なんか金かかってそう。スクリーンが上がると後ろからスポットライトで八振りの影が。そのあと三日月(拡樹くん)の「物が語る故、物語〜〜 さぁ語るとしようか」的なモノローグから始まる。そうだね、「物」が「語ってる」お話だよね!刀剣乱舞〜〜最高〜〜〜〜こういうセリフ大好き。あと拡樹くんかっこいい。拡樹くんの元茶の間なので、この辺沸いてました。


・なにやら小夜ちゃん(納谷くん)が何かに悩んでる様子。心配する一同。まんばちゃん(荒牧さん)「近侍のおれが悩みを聞かなくては…」→やたら積極的に小夜ちゃんのお悩み相談を受けようとするが、逆に避けられるまんばちゃん

あと鶴さん(健人くん)は驚きが足りないらしい。驚き欠乏症で三日月との手合わせに身が入らないレベル。

前作と某テニス王子で健人くんの茶の間と化してるのでずっと健人くん見てました。彼は体の使い方と声質が聞き取りやすくて良い俳優さんだなぁと思います。あと体型がめっっっちゃ好き…


・ようやく顕現した貞ちゃん(祥平くん)に本丸説明。みっちゃん(東さん)と仲良し。

祥平くんかわいかった〜〜〜〜!殺陣も顕現したばっかりって感じの貞ちゃんで最高でした。うちの本丸まだ貞ちゃん居ないので貞ちゃんがこんな感じなのかは把握出来なかったけど!ガハハ!

なんか貞ちゃん登場は下手の観客席通路をかけて通ってくる。そのままみっちゃんに抱きついてぐるぐる。下手大勝利


・光忠キッチン(?)開始。助手はまんばちゃん(割烹着着用)。つくるものはずんだ餅。「まずは枝豆を〜〜ゆでる!茹でたものはこちら!(まんばちゃん茹でたものはバッ)すりつぶしたものは〜〜こちら!」形式。   このシーンいるか?→光忠「人の身を得て嬉しいのは料理が出来ることかな。それと、こうして頭を撫でてあげれる」あ、ここへのフリ、成る程〜〜。長いフリだね。この時、まんばちゃんも上手で空間に撫でる仕草の練習してました。


・歌仙(和田琢磨さん)と大倶利伽羅(猪野広樹さん)が遠征を申し付けられる。反りが合わない二振り。大喧嘩する。


・鶴さんが二振りの仲をどうにかする為に主にお願いして「遠征」ならぬ「遠足」を企画。まんばちゃん「はぁ???」



・「遠足」中に歌仙さんから離れ大倶利伽羅さんのところへ行く小夜ちゃん。「うちの歌仙がすみません」「それを言うためだけに来たのか」→「馴れ合うつもりは無い」


・小夜ちゃんに矢が飛んでくる。伊達政宗登場。小夜ちゃんに矢が当たってないかメチャ心配する。光忠、鶴丸、歌仙、貞ちゃん、確かまんばちゃんが現れて(確か)抜刀、小夜ちゃんを囲む。警戒し抜刀する片倉。しかし伊達政宗が「貴様ら、その童(小夜のこと)の父兄の者たちか?」歌仙さん「そう!僕が小夜の父兄の者だ!」会場(笑)


・光忠にずんだ餅渡す伊達政宗。普通に会話。刀ステ解釈では光忠は伊達政宗公に対しては過去は過去で割り切れてるんでしょうかね。原作でも嫌いそうじゃないしね。


伊達政宗は織田が破れ、戦国の世が終わり太平の世が訪れようとしてる時代の中で、天下人になりたい、自分が遅く生まれた事を呪ってるよくある伊達政宗像でした。戦さ場で死にたい!死にたがり。それ以外は気の良い兄ちゃんって感じ。

細川はそれに対して口悪いながらもなんだかんだ心配してる、同胞、戦友でしたね。個人的に家臣の片倉さんのキャラ立ちが好きでした。


・月夜の下で小夜ちゃんと歌仙さんが語らうシーン。セットすげぇ豪華だな!!!落ちないのかなアレ。

歌仙さん「伊達の刀とはあまり付き合うな。大倶利伽羅は〜、(うんたらなんたら)、あと鶴丸国永は教育上良くない」→会場(笑)

小夜ちゃん「伊達の刀は凄いです、過去に色々あったはずなのに、それを乗り越えて、自分の糧にしている。それに比べて僕は、復讐は遂げられてる筈なのに、その復讐の念に呑まれている」

ここで言ってた筈なんですけど、もしかしたら後々のまんばちゃんのシーンで言ってたかもしれない…。

本当に本丸セットのせっまい屋根の上に和田さんと納谷くんが座ってるので、落ちないようにはなってるとは思うんですけど「落ちないでね〜〜?!」と思いながら観てました。怖い。


・やたら強い兜の敵が出てくる。なんとこの兜の敵、喋る。すげぇ喋る。笑うシーンではないのに思わず笑いそうになる。小夜ちゃんが重症。帰還。

あとからわかるんですけど、このやたらめったら強い敵の正体は、伊達政宗の「天下人になりたい」怨念。怨念が兜に乗り、それに歴史修正主義者が関わってる…?って解釈したんですけど合ってますか。あれは怨念だけともとれるかなと思ったけど無理やんな。


・兜に「お前は天下人になるんだ」と唆される伊達政宗。闇落ちするのか、するのか?!と思ったらやっぱりした。前作の蘭丸もしたけどこっちの方がヤバそう。


・出陣命令。まんばちゃんと小夜ちゃん除く六振りで関ヶ原の戦い(ごめんなさい曖昧)へ出陣。


・歴史上ここにいるはずのない伊達政宗が現れる。「天下人をとるのだ!」細川さん「やめろ!」

またやたらめったら強い敵が現れて部隊は壊滅状態へ。→貞ちゃんが目を覚ます。「何が起こったんだ?」その辺へバラバラになる六振り。どうやらまた開戦前に時を戻されたらしい。


・目を覚ますと歌仙さんと大倶利伽羅が一緒に細川さんに捕まってる。思いっきり縛られてましたね。間者かと思い殺そうとする細川さん。歌仙「何故貴方はそうなのだ!(細川さんへ思いの丈をぶつける)(セリフ忘れましたごめんなさい)」細川さん「お前のようなよく喋る間者がいるものか、行け」大倶利伽羅「見直した、お前は強い」わたし「(福富●一かよ……)」 

思ったよりも歌仙さんと大倶利伽羅の確執はさっさと埋まりました。


・またやたらめったら強い敵にやられる→夜明け前に戻る→どうやらアイツを倒さないかぎりは終わらないぞ

そういえばゲームも敗北すると本丸に戻りますね。


・確かこの辺で一度視点が小夜ちゃんとまんばちゃんに戻る。小夜ちゃん「復讐は晴れない」小夜ちゃんの頭を撫でるまんばちゃん。光忠キッチンの伏線あったんだね!?ここで回収なんだね?!!!!

まんばちゃん「俺を仇だと思って復讐を晴らせ」小夜ちゃん「?!」わたし「?!」

どういうことだってばよ。

戦うことで晴らせみたいな感じでそれっぽいこと言ってたとは思うんですけど刀ステのまんばちゃん脳筋だな…という雑念で記憶が飛んでしまった。

なんだかんだ戦い出す二振り


・端折ります。

そのあと視点は戦場に戻る。なんとかメチャクチャに闇落ちしてる伊達政宗公の目を覚まさせる一同→兜をやっつければ終わりだ! 前作は真剣必殺はアンサンブルに隠れてキャストが登場してましたが、今回は真剣必殺する伊達の四振りがまず舞台上に登場。そのまま貞ちゃんが舞台上に残り殺陣。客席下手から光忠、客席上手から大倶利伽羅、舞台上に鶴丸の順に真剣必殺。

最後に大倶利伽羅がトドメをさそうとするが、「天下人になりたい、戦いたい」伊達政宗が好きだった(?)からか、その怨念が糧になって出来た兜にトドメを刺さない。光忠「何やってんだよ加羅ちゃん!」いやまじで何やってんだよ……

ここで終わるかと思ってたので驚愕


・兜にやられそうになる大倶利伽羅鶴丸がドロップキック(まじでドロップキック)代わりに捕まる鶴丸。兜が後ろから抱擁してた…  そのまま後ろにはける兜と鶴丸。スクリーンに闇に飲まれる鶴丸の映像。鶴丸「驚かせてくれ」

 わたしの話で申し訳ないんですけど、笑っちゃいけないのにすごく笑いそうになってしまって頰肉噛んでました。別日に観劇した友人もあそこは笑いそうになったって言ってたんで少数派じゃないと信じます。


・大倶利伽羅鶴丸!俺のせいで…っ」めっちゃ焦ってる大倶利伽羅さん。本当に君のせいだね…… (加羅ちゃんファンの方ごめんなさい)


・全身黒くなった鶴丸さんが出てくる。健人くんの声に兜のエコーがかかってる。本当に比喩なく全身黒くなってました。髪の毛も黒。白いメッシュがひと束。

末満さん同人誌読んじゃったんですかね…。

お腹に兜のようなものを発見。「アレを壊せば鶴さんを助けられるんじゃ?」→伊達の四振りと政宗公で攻撃開始。


・なかなか強い黒鶴丸。いよいよやばい!ってなった時に黒鶴丸の動きがとまる。兜「何?!」鶴丸「驚いたか?」→いまだ!!! 伊達三振と政宗公の最後の攻撃。兜やられる。 白いメッシュが入ってたの最初はオシャレかと思ったんですけど、もしかして少しだけ残ってた鶴丸さんの意識を表してたのでしょ〜か。

兜の声と鶴丸さんの声、どっちも健人くんがやってたので大変そうだなと思いました。


・場面変わって、小夜ちゃんとまんばちゃんの殺陣。あ、この2振りも闘ってたっけ…。伊達シーンが長いから忘れてしまっていた……。


・元気に白く戻った鶴丸さん。八振りに主から遠征命令。伊達政宗公の命日。

亡くなる寸前の政宗公。訪れる細川忠興。「布団の上で死ぬ事になろうとは」と嘆く政宗公に刀を投げる細川。「今から此処がわしとお前の戦さ場じゃあ!」 細川さんは武士として政宗公を死なせてあげようとしたんですね。 光忠「僕らの主はかっこいいね…!」会場の啜り声マックス。両隣の人どちらも泣いてた。


・遠征から戻ってラーメン光忠。今回のセットまじで凝ってんな…。少し馴れ合う大倶利伽羅。ちょっと笑う小夜ちゃん。めでたしめでたし。



ものっっっすごく端折りましたが、一旦文章に起こすと案外ストーリー纏まってますね。わたしの文は乱雑ですが…。

観劇してる時はここいらね〜〜んじゃないかな?!ってシーンが多くてテンポ悪く感じたんですが、日が経って思い返してみると一個一個必要ではあったのかなと思いました。でも小夜ちゃんとまんばちゃんのとりあえず入れといた感は否めねぇな。


あと関係ないのですが、刀ステの三日月の裏設定、絶対ある。一時期ツイッターでも話題になってましたが、今作でまんばちゃんに「あんたの考えてることはなんだ?!」とか鶴丸さんに「いつかお前を驚かせたい」だとか不穏な雰囲気で言われてました。暫く刀ステシリーズとして続きそうです。



ものすごくだらだらとわかりにくいネタバレと感想語ってしまいましたが、前作の方が纏まっていたというだけで、今作の方が好きな方も多そうだなと思いました。小ネタはメチャクチャ多かった。忘れちゃったけど。推しキャラ推しキャストで個人によっては思う所全然違いますよね。


刀ステの薄暗い雰囲気とキャラごとに合わせた殺陣が好きなので、次回作も期待しています。